輸入車のエンジンオイル交換。交換時期や距離、費用について

輸入車の取扱説明書を読むと、車種によってエンジンオイルについての記載は様々です。国産車と同じ距離・期間のものから、車種によっては30,000kmごとの交換指定距離の記載があります。
この違いはなぜ生まれるのでしょうか。
この記事では輸入車のエンジンオイル交換時期、オイルの種類についてご説明します。

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輸入車のエンジンオイル交換時期・距離はどれくらい?

輸入車とひとくくりに言っても国・メーカーによって違いはありますが、欧州車は交換推奨距離が長い傾向があります。
これは国の気候や、道路の状況、乗り方、使用するエンジンオイルなどの影響を受けています。
まずは取扱説明書を見ることをお勧めしますが、一般的には欧州車では10,000kmから30,000kmと記載していることが多いのではないでしょうか。
その理由は大きく3つに分かれます。

①ロングライフエンジンオイルを使用している
②長距離移動が多い
③エンジンオイルの劣化速度が遅い
①ロングライフエンジンオイルを使用している
「ロングライフエンジンオイル(長寿命オイル)」とは、オイルの劣化が少ないため、通常のエンジンオイルよりも長く使用できるオイルのことです。
注意点として、オイルの劣化は少ないものの、走行距離に伴ってオイル量は減っていきます。減っている場合には継ぎ足しが必要となることを理解し、定期的なチェックをしたいものです。
自動車によっては、メーカーが承認・指定したオイルを使用する場合もあるため、金額も通常のエンジンオイルよりは高額です。
②長距離移動が多い
欧州をはじめ、大陸続きの国は日本と比べると長距離移動が多いです。
そのため、交換推奨時期よりも先に交換推奨距離に到達してしまいます。そのような理由で、距離を目安に交換することを基準にしていることが一般的です。
一方、日本の一般的な乗用車の走行距離は年々減少し、年間で10,000km以下の方も多いという状況です。
さらに、ストップ&ゴーが多い道路状態のため、欧州の道路環境と比べるとエンジンオイルにとってシビアな環境と言えます。
③エンジンオイルの劣化速度が遅い
日本の環境と比べると、欧州の環境の方がエンジンオイルの劣化速度が遅いと言われています。
日本での劣化速度が早い理由は以下の通りです。
1つ目は四季があり、多湿高温の夏は特に過酷な環境だといえます。
2つ目は渋滞が起こりやすい日本のシビアな道路状況です。
この過酷な道路環境下で走行を繰り返すと、カーボンやススが多く発生し、エンジンオイルの役割のひとつである「洗浄」の負担が増え、エンジンオイルの寿命は縮まります。
推奨交換時期
オートバックスではこれらの理由から、取扱説明書に記載のある最大値推奨距離より早めの交換をおすすめしております。
エンジンオイルは日本の環境に合わせて管理することが求められます。オートバックスでは、お車の乗り方、走行距離などを考慮した提案をさせていただきます。

適合するエンジンオイル

輸入車は、国産車以上にエンジンオイルの指定があります。
適合するベースオイルや規格指定、自動車によっては、メーカーが承認・指定したオイルを使用する場合もあるため、取扱説明書の記載事項をご確認いただくか、お近くのオートバックスまでご相談ください。
独自規格からメーカーの承認を受けているエンジンオイルも取り揃えておりますので、在庫の確認などもお気軽にご相談ください。

最後に

ピットでのオイル交換作業の様子
いかがだったでしょうか。
国産車、輸入車を問わずエンジンオイルは定期的な交換が必要です。
オートバックスでは長く、快適にお車を乗り続けるためのお手伝いをさせていただきます。
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